住所/連絡先
青山歯科医院 秦野市南矢名4-6-1 TEL 0463-78-2288
生後6ヶ月のころ
生後6ヶ月を過ぎると、乳歯が生えはじめます。この時から、歯磨きが必要になります。
歯磨きをはじめるとき
最初は前歯しか生えていないのでガーゼ等でふく程度でも大丈夫ですが、
授乳をしたまま寝かせない事がポイントです。
自分である程度歯磨きができるようになっても、8~9歳位までは上手に磨けないので、
汚れをきれいに落とす為の 「仕上げ磨き」 が必要です。
上手な仕上げ磨き
お子さんをあお向けに寝かせ、頭をひざにのせます。上下のくちびるを開き、よく歯が見えるようにします。
楽しく、やさしく、磨きます。特に、歯と歯茎の境目、歯と歯の間、歯のかみ合う溝のなかに、汚れがたまりやすくなっています。
歯ブラシは、ヘッドが小さく、毛先が短めのものを選びます。磨く順番を決め、磨き残しのないようにします。
1歳6ヶ月から3歳まで
1歳6ヶ月になると、上下の前歯12本と奥歯4本の乳歯が生えてきます。また保健所での1歳6ヶ月健診があります。
このとき、心身の発達をチェックしますが、歯についても、生えている歯の数と種類、虫歯や汚れの状態、噛み合わせの状態などをチェックします。
この時点で虫歯を持っているお子さんは少ないのですが、3歳児になると虫歯がとても増えています。
このあいだに、特に気をつけてほしいのは、次のような点です。
食生活の注意
甘いお菓子やジュース、清涼飲料水などを、ダラダラととらないようにしましょう。
哺乳瓶
もう哺乳瓶は、卒業させて下さい。
歯科医院で健診と相談を
虫歯がないうちに、歯科医に健診を受けましょう。
虫歯になってから歯科医院に行くよりも、一本も虫歯がないときから相談し、食生活の改善や歯磨きの指導を受けてください。
そのほかにも、心配なことがあれば、いろいろな相談にのってくれます。
3歳のころ
3歳になると、3歳児健診があります。歯の健診も、歯科医が20本の乳歯が生えそろい、噛み合わせがきちんとできているか、また虫歯になりやすいのか、などをチェックします。
3歳児の虫歯の状況をみると、これから先の歯の状況を予測することができます。
そうした意味でも、改めて歯の健康や育児の方法を見直すよい機会になります。
歯と育児を見直す
- 食事の内容と取り方は適切か
- 歯の磨き方は正しいか
- おやつや飲み物の選び方、与え方は適切か
- 規則正しい生活習慣が身についているか
- 親と子の関係はうまくいっているか
ホームドクターをつくる
信頼できるかかりつけの歯科医師をもち、定期的に検診を受ける事で、適切な指導を受けたり、わからないことを気軽に相談できます。
6歳臼歯
6歳ごろになると、乳歯の奥歯のさらに奥に最初の永久歯が生えてきます。
この歯の名前は第一大臼歯で、一番大きく噛む力が最も強い大切な歯です。
また6歳頃に生えるので「6歳臼歯」とも呼ばれています。
6歳臼歯は、虫歯になりやすい
6歳臼歯は、最も大切な歯なのに、虫歯になりやすい歯です。それは、次のような理由があるからです。
- 奥に生えてくるので、最初は気がつきにくい。
- 歯の噛み合わせの面の溝が深く、カスがたまりやすい。
- 奥に生えるので歯磨きがしにくい。
- 生えたての歯は、歯質が未熟なため虫歯になりやすい。
6歳臼歯の虫歯予防
6歳臼歯の虫歯予防には、本人、お母さん、歯科医の協力が必要です。
念入りに磨く
小さめの歯ブラシを横から入れて一本磨きで、噛み合わせの面を特にていねいに磨きます。
またお母さんも、仕上げ磨きをしっかり手伝って下さい。
歯科医に予防してもらう
まず生え方に合わせてフッ素を塗ってもらいます。また必要があれば、フッ素入りのセメントを溝にすり込み、汚れるのを防ぎます。
完全に生えたあと、セメントをはずし、樹脂をつめるシーラントをしてもらいます。
シーラントとは、奥歯の溝を薄い樹脂で塞ぐ虫歯予防法です。
※保険適応となります、1本600円以内でできますので、大切なお子様の虫歯予防をしてあげて下さい。
こんなときは歯科医に相談を
- 6歳臼歯がなかなか生えない
- 6歳臼歯が痛い
- 前歯がななめに生えたり、噛み合わせがおかしい
- 永久歯の形や色がおかしい
- どんな些細な事でもお気軽に相談下さい。
ムシ歯になりやすい場所
一本一本の歯の中にもムシ歯になりやすいところとなりにくいところがあります。
ムシ歯になりやすいといわれているのが下の3つの場所です。
これはどの歯にも共通して当てはまります。
お子様が一人でしっかりと磨けるようになるまでは、お母さんが仕上げ磨きを手伝ってあげましょう。
- 1.噛む面の深い溝
- 噛む面の深い溝は歯ブラシではどうしてもきれいにできません。
特にはえて間もない歯ではムシ歯になりやすいです。
シーラントで虫歯予防するのも良いですね。 - 2.歯と歯の間
- 歯の間の汚れも歯ブラシではなかなか落とせません。
デンタルフロスで綺麗にしましょう。 - 3.歯と歯ぐきの境目
- この部分の汚れは歯ブラシで落とすことができます。
丁寧なブラッシングを心がけましょう。